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2005年9月 1日 (木)

大人の読書感想文

今日は、9月1日ですね!!
そう!!ふと思いついて、言ってしまって読書感想文の提出日。
しかし・・・この最初の部分は感想文を書いてから書いてるのだけど。
書き終わって、改めて「小学生からやり直しなおさな!!」って思った・・・
それくらい酷いのだ!!内容が(汗)
大人の読書感想文が、子供の読書感想文になりました・・・
てか、自分作文にもなってるかも(笑)
失敗例としてお読みくださいね(結構長いから読まなくてもいいっす・・・

    「天国はまだ遠く」    瀬尾まいこ

 
僕が、この本を買ったきっかけは、同じ著者が書いた「幸福な食卓」が良かったから。
じゃあ、何故?この本を読まずに、起きっ放しにしていたのだろう?
ただ、読むのが面倒だったってのもある。けど、最初の4行が僕をこの本から遠ざけた。
 「ずっと前から決めていた。今度だめだと思ったら、もうやめようって。
  いつも優柔不断で結局失敗してしまうけど、今度の決意は固い。
  一度切ろうと思ったものを引き延ばすのには力がいる。
  もう終わりにしょうと思ったら、長引かせちゃいけない。本当に終わりにするのだ。」

この言葉を少し重たく感じたんだ・・・
でも、この本を読みを終わった今は、読んで良かったなと思いました。

 この本の主人公は、都会に住む一人の女性、山田千鶴さん。
彼女が日頃の仕事、人間関係に悩み。
自殺をするため電車で日本海地方を目指す所から物語が始まる。
そして、彼女は寂れた民宿「民宿たむら」を最後の場所に選び、自殺を図ったのです。
だけど、彼女は自殺に失敗してしまうんですね。
それから、彼女は「民宿たむら」の主人・田村さんと共に色々なことを体験します。
鶏の世話をしたり、魚釣りをしたり、教会に行ったり。だだ、普通のことをするだけの日々。
そんな日々で、彼女は自分は取り戻します。
そして、また自分の居場所での日々の生活に戻っていくのです。

 僕は、この本を読んで色々なことを思ったんですよ!!
そして僕と少し似ている彼女を自分自身に重ねながら、ふと思ったのが
誰でも同じ事をする可能性があるのでは??ということでした。

 千鶴さんは、仕事や人間関係に悩んで死ぬことを考えるんです。
それでも、千鶴さんも最初から死ぬことを考えてたわけじゃなかった。
何か辛いことがあると
「なんとかなる。適当に流しておけばいい。きっと大丈夫。
物事は私が心配するほど、悪化しないものなんだって。
このくらいのこと、ちっともたいしたことはない。笑っておけばいいんだ。」

って、暗示を自分自身にかけて何事も無かったようにしようとした
というか、そうしないと動けなくなっていたんですね。
けど、それは自分自身に嘘をついて、ただやってくる日々をやり過ごすだけやった
結局、そのうち「暗示」すらも効かなくなった。
もちろん、千鶴さんにも親、友達、そして恋人もちゃんといた。
けど、誰にも悩みを相談せずに自殺を決意する。
 きっと、千鶴さんは凄く真面目な性格な人なんだろうね!!
だから、色々な事を上手く出来ない(乗り越えれない)自分を責めて、追い込んでしまった。
僕も少し性格が似ているから、これは凄くわかる。
僕も10代の頃は悩みを人には相談しないで、ひとりで解決しようとしてたから・・・
別に周りの人たちの事を、話しても頼りにならないと思っていたわけじゃなくて、
ただ頼ることで相手に迷惑をかけてしまうんじゃないか?って考えてしまってできんかった。
どうも自分の気持ちより、相手の気持ちを考えてしまうんです(想像でしかないのにね・・・)
だから、話さないなら気付かれないように、ずっと笑ってた・・・
けど、やっぱり1人で悩むのにも限界があるんですよね!!
ほんと息苦しくて眠れない日もあったな~
僕は逃げたことで、一旦はその苦しみから逃れられたのだけど。

 そして自殺に失敗した千鶴さんは、田村さんによって少しずつ違う自分は発見します。
田村さんは、千鶴さんの悩みを聞いても何も変わらずに普通に接してくれました。
ある時、千鶴さんは田村さんから全く興味のない釣りに誘われるんですが
泳ぐのが苦手なので「海に落ちたらどうしょう・・・」と、マイナスの事ばかり考えてしまう。
けど、嫌々ながらついて行った釣りの時に、初めて水平線からの日の出を体験しました。
千鶴さんは、それに凄く感動するのです。

 千鶴さんもずっと誰かに話を聞いてほしいと思っていたんでしょうね。
やっと誰かに悩みを話せた時は、ホッとしたと思います。
僕も誰かに話すことが出来たとき、なんか自分に乗っかってた重さから少し解放されました
そんで、千鶴さんの田村さんみたいな存在が、僕にとっての従兄弟でしたね!!
従兄弟は活動的な子で、色々な事を一緒に体験させてもらいました。
自分の苦手やなと思うことでも、やってみると意外な発見があったりするんですよね。
やらない後悔と、やってみてする後悔は全然違うことに気付かされた
やってみての後悔は、後悔のほかにやった事実が残るってことに・・・
そんな少しずつ変わってく自分を嬉しくも思いました。

 けど、千鶴さんは田舎での何週間かの暮らしの中で、自分の居場所について考えます。
「私はこの土地(自然に恵まれたゆっくりした世界)好きだ。
だけど、ここには私のするべきことはどこにもない。
自然は私を受け入れてくれるし、たくさんのものを与えてくれる。
でも、私はここで何をすればいいのかちっともわからない。
 都会に戻ったからって、するべきことがあるわけじゃない。やりたいこともない。
存在の意義なんて結局どこへ行っても、わからないかもしれない。
けれど、それに近付こうとしないといけない気がする。ここで暮らすのは、たぶん違う。
ここには私の日常はない。ここにいてはだめなのだ。」


 
人って、誰にでも悩みはあると思うし、今も色々と悩んでいる人もいるでしょうね。
他人からは小さな悩みに見えることでも、本人にとっては大きな悩みなこともあるでしょうし
もし悩みが大きくなって、動けなくなってしまうときがあったら・・・
その場から逃げることも大切だと、僕は思います。
僕も逃げたことに、今は後悔はしていません。
いずれ時間が解決してくれることもあるんですよ!!
でも、それは何もしないで変わる(解決する)わけじゃない
自分が少し変わることが大切なんだと思うんです。
でも、自分1人で変わるのって凄く大変ですよね・・・
そんな時、そっと背中を押してくれる存在は凄く大切なんですね!!
1人で悩まないで、少し誰かを頼ってみる。
きっと誰にでもいるんですよ!!そんな存在になってくれる人が。
ただ、少しだけ心を開く勇気やと思うんですよね
人は1人では生きていけないと、よく言いますが!!ほんとそうだと思います。

 そして千鶴さんみたいに、僕にも逃げた自分と向き合う時がやってきました。
けど、そんな色々な体験や周りの人達の助けで、僕も少し変われたんですね!!
だから、そんな悩みも乗り越えれて、今の自分があると思います。
逃げるということは、自分の心を育んで成長させる時間を自分に与えることなんですよ
その時間の中で、自分が少しでも変わろうと思うことが大切なんだと思うんです。 
 きっと色々な悩みや迷いが、これからの僕にもやってくるのでしょうね!!
けど、今の自分なら乗り越えていけそうな気がします。
今、病気を抱えてる自分だけど、それでも昔より幸せだと思えるようになりましたから。

この本を読んで。いろいろな事を考えたり、振り返ってたりする事が出来ました。
あぁ~読んでよかったぁ!!
そして今、悩んでどうしようなくなってしまった人にも読んで欲しいな。

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